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プライベート・エクイティ・ファンド(PEファンド)への転職。中途採用面接を受けた話

      2017/08/06

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みなさん、こんにちは。当サイトを運営しています三島です。

転職活動中にプライベート・エクイティ・ファンド(PEファンド)を2社受けました。

結局どちらも入社には至りませんでしたが、面接に加え、ケーススタディもやりましたので、ご参考までにその内容を紹介します。

知る人ぞ知るPEファンド業界ですが、少数精鋭ながらも日本の金融・産業界に大きなインパクトを与えられるポジションです。

ぜひ、情報収集をしっかりとおこなって、アンテナを高く張り、希少な空きポジションの情報を逃さないように工夫してください。

 

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プライベート・エクイティ・ファンドとは?

馴染みのある人は少ないと思いますが、プライベート・エクイティ・ファンドとは投資家から資金を預かり、主に企業買収にあてることで運用し、投資家にリターンを還元するファンドです。バイアウトファンドと言われたりもしますし、昔売れた小説のタイトルにもなったようにハゲタカファンドなんて呼ばれたりもします。

企業買収を行い、3-5年程の期間で企業の業績を回復させ、企業価値が上がったところで売却をしリターンを上げるという仕組みです。

日本では大きなところで言うと、KKR、カーライル、ペルミラ、サーベラス、ベイン、TPG、アドバンテージ・パートナーズ、シルバーレイクなどが知られています。

私が面接を受けた2社もこの中にあります。

アドバンテージ・パートナーズを除く外資系のファンドは日本では少人数精鋭で運営されており、入社をすることは非常に困難ですが、その分待遇が良いです。

 

PEファンドの採用面接に至るまでの経緯

2社とも転職エージェントからの紹介でした。

上記の通り、プライベート・エクイティは稀少なポジションなので公開案件として出回ることはほとんどありません。転職エージェントが握っている、いわゆる「非公開案件」になります。やはり転職エージェントに登録をしていないと良い案件は回ってこないです。

転職エージェントから電話でポジションの概要を説明され、前々から興味はあったので応募したいと伝えると、数日後には面接の時間の調整の電話をくれました。書類審査には通ったということなのでしょう。

転職エージェントがすごいなと思うのは、エージェントから紹介をされたもので面接までいけなかったことがなかったことです。エージェントは、ポジションを薦めてくれたからには裏でしっかりクライアント企業を説得して面接までこぎつけてくれているのだと思います。

 

PEファンド採用面接・ケーススタディの内容

2社のうち1社は一度面接をしたきりでしたが、もう1社はプリンシパル(代表)との面接までいきましたので、後者のケースをここでは紹介します。

面接はプライベート・エクイティのオフィスで行われました。

まずは面接の第1ラウンドとして、夕方17時くらいから現場レベルで働くアソシエイトの方2名と45分ずつの面接です。

一人目は適正チェックの質問

一人目の方とは、割と一般的な感じの面接で、志望動機の話や、今の私の仕事の説明の話をしました。特別なスキルを図るような質問ではなく、いわゆる社会人としてしっかりやっている人間か、というのを判断されていたようです。あとは、プライベート・エクイティの仕事をある程度理解しているか、本当に興味をもっているのか、という基本的な部分をチェックされていなように感じました。

二人目の「四季報」ケース問題に戸惑う

二人目の方は、志望動機を2-3分聞いたあとで、すぐにケーススタディになりました。これがなかなか面白かった。四季報を渡されて、「この中からあなたが買収をしたいと思う企業を探して、なぜその企業が買収にむくのかを説明して」というものでした。

正直予想していなかった展開です。

四季報とは小さな電話帳のような上場企業のデータブック。自分が全く知らない企業をランダムに選んでも説明しきれないけど、かと言ってどの企業を選べば良いのかなんて急に言われても思い浮かばない。。。

そう考えながら四季報をパラパラめくっていると、たまたま目についたのが、ゴルフ場経営をしているアコーディア・ゴルフ。趣味でゴルフをするので馴染みがないわけではないし、ゴルフ場を買収するというような話はよく耳にするのでケースを作りやすいかも。

これだと思いましたね。社会人になったらゴルフをやっておくべきというのがこんなところで役立つとは。

対象をアコーディア・ゴルフに決めると、そのあとの説明は自分でも驚くほど出てきました。

なぜアコーディア・ゴルフが買収に向いているか、という問に対して、ゴルフ場という裏付け資産があることと、客足が安定しているのでキャッシュフローの予測がつけやすく、買収のための資金調達であるローンを借りやすいことで説明をすると納得してもらえました。難しい質問もありましたが、なんとか回答することができ、面接としては良好に行ったなという感触でその日は帰ることができました。

おかしなことですが、プライベート・エクイティで働く人なんて遠く雲の上の存在だと思っていましたが、こうして話をしてみると同じ人間なんだなぁ、と妙に安心したのを覚えています。

 

PEファンドの採用面接 第二ラウンドへ進出

2-3日ほどして、転職エージェントから連絡があり、面接の次のラウンドに進めることを知らされました。

やはりしっかり会話が噛み合っていた感触があったので、よかったと安心しました。

LBOモデルのテストは予習の効果がでた

第2ラウンドも同じオフィスで夕方に行われました。第2ラウンドの一人目は昨日とは異なるアソシエイトレベルの方で、エクセルのモデリングのテストでした。

Leveraged Buy Out (LBO)モデルと呼ばれる、プライベート・エクイティで一般的に使われるモデルのテンプレートの一部が入力されているエクセルに追加で式を入力していき、仮想の企業買収ケースがうまくいくかどうかをシミュレーションする、というものでした。

LBOモデルを扱ったことがないとできないテストでしたが、私は仕事で使ったことがありましたし、面接前に予習を少ししていたのでなんとか完成することができました。IF関数の変わりに、MaxやMin関数を使えばもっと式がスッキリするという指摘は受けましたが、それ以外は大きな問題はなかったようでした。

二人目は再度適正チェックか?

二人目の面接はヴァイス・プレジデントと呼ばれる、現場でのマネージャーレベルの方でした。さすがに緊張感のある雰囲気を持っており、志望動機、私の職務経験、プライベート・エクイティの仕事への理解度など、今までよりも一歩踏み込んだ鋭い質問が多かったです。

正直、プライベート・エクイティに対する理解度が足りていない部分を自分でも痛感し、今回は落ちたな、という気持ちでがかりしながら帰宅をしたのを覚えています。

 

PEファンド採用面接 第三ラウンドに進出

意外なことに、面接第二ラウンドの結果も悪くなく、プリンシパルと呼ばれるプライベート・エクイティの代表者との面接にも呼ばれてしまいました。第三ラウンド進出です。これには私も自分のことながらびっくり!

プリンシパル面接の前に悩む

さすがにこれには緊張しましたね。そして、ここまできてしまうと、本当に自分がプライベート・エクイティをやりたいのか、真剣に考える必要があると感じました。

自分が辞めようとしている外資系投資銀行とプライベート・エクイティは同じ業界に属するので、景気の波に大きく振舞わされ、週末も休日もない過酷な生活をまた何年も送るのか、と考えてしまいました。確かにプライベート・エクイティに興味はありますが、興味本位で面接を受けてにきてしまった側面が強いのではないか?

そうして迷いながらも結局はプリンシパルとの面接を受けることにしました。

プリンシパル面接で自分の考えがクリアになった

やはり先方のオフィスで夕方に実施されました。志望動機など一般的な内容を聞かれるのが中心だったので、正直、何を計ろうとしての面接だかよくわかりませんでした。

ただし、最後になって聞かれたのが、「君が今買収を勧める企業はどこか?」でした。

正直、プリンシパルに進言できるような具体的な案は持っていなかったのですが、LBOモデリング用にシミュレーションに使ったことがある小規模な部品メーカーの話をしてしまいました。バリュエーションが低いだけで、大した魅力は感じられない企業です。

プリンシパルはその企業を知らなかったようで、できれば後日メールで提案書を送って欲しい、と言われました。正直、そこまで本気で勧められる企業ではないし、また、転職活動中と言えど引き続き本業を続けてはいるので、そこまでの時間はかけられないと思いました。

その場では後日メールを送る旨を伝えて別れましたが、結局は、私の方から転職エージェントに断りを入れてしまいました。プライベート・エクイティという少数精鋭の企業に入れるかもしれない貴重なチャンスでしたが、やはり自分が本当にやりたいことだとは思えず、むしろ自分が辞めようとしている金融業界の権化のような存在なので、やはり辞退をしてよかったと考えています。

プライベート・エクイティ(PEファンド)が向いている人とは?

ここまで面接プロセスを進めながら自分はPEファンドに向いていないと確認することができました。

ではPEファンドにはどんな人が向いているのでしょうか?それを考えるにあたって、実際にPEファンドに転職していった知り合いをもとにして考えてみます。

TPGに転職していった知り合いのこと

投資銀行時代の知り合いがTPGに転職していきました。投資銀行のアソシエイト2年目からTPGのアソシエイトとして転職したのです。

もともと野心的で、先輩や上司を突き上げてあわよくば蹴落としてやろうという人でした。実力主義と言われながらもアナリスト・アソシエイトのうちは年功序列のインパクトもある投資銀行でもどかしさを感じているようでした。実際に彼自身は投資銀行業務への興味度も高く、また地頭がよく仕事がよくできるタイプの人でした。

今でも覚えているのが、彼がアナリストのとき。弁護士でMBAあがりの投資銀行未経験者が彼の所属するチームにアソシエイトとして入行してきたのです。彼はあからさまに不満そうでしたね。なぜ自分よりも仕事のできない人間が、自分よりも高給をもらってかつ役職も上なのかと。

その弁護士あがりのアソシエイトは、あたりまえですが、企業分析やバリュエーションの経験がMBAのものしかないので即戦力にはなっていませんでしたので、ことあるごとにアナリストの彼に質問をしサポートを求めます。アナリストの彼はそのアソシエイトをほぼ無視していましたね。あからさまに悪意がありました。

最終的にはその弁護士あがりのアソシエイトは全く成長できずに、半年ほどで辞めてしまいました。実力の問題もありますが、半分はアナリストの彼の影響だったと思います。

やっぱりPEファンドに行く人は攻撃的で野心的な人が多いなぁというのを実感しました。

カーライルに転職していった知り合いのこと

同じく投資銀行時代の知り合いがカーライルに転職していきました。彼は確か投資銀行のアナリスト3年目でカーライルのアソシエイトとして転職しました。

大学でもファイナンス・会計を専攻しており、学問的にも仕事的にもとても投資銀行に合っている人間でした。さきほどのTPGに転職していった人と比べると、カーライルに転職していった彼は人間として穏やかで落ち着いており、上長を立てることを知っている常識的な人間でした。

ただ、投資銀行があくまでアドバイザリー業務に終わることに物足りなさを感じていたようで、PEファンド側で投資を行う主体として働きたいと思ったとのことです。アドバイザリーからバイサイドへのキャリアチェンジの最も純粋な動機だと感じました。

彼は3年ほどして今度はベンチャー企業のCFOとなり、さらに3年ほどしてからはベンチャーキャピタルに転職しました。好奇心が旺盛でいろんなことをやってみたいタイプのようです。

PEファンドに向いている人とは?

数少ない事例ではありますが、PEファンドに転職していった近しい知り合いの様子と、また私がいままで投資銀行の案件で一緒に働いたことのある、そして面接で会ったPEファンド在籍者の印象を踏まえると、一番大切なのは、企業買収というある種の産業自体に興味を持てるかどうかです。

やはり興味の持てないことを仕事にするのは辛いですし、長続きしません。対象企業の調査をして企業価値算定(バリュエーション)を行い、業績改善プランを考えて、それをモデルに落とし込んでリターンを計算する、というようなことに面白味を感じられないとダメですね。

次に大切なのが、心身の強さ。少数精鋭のPEファンド業界ですから、ひとりひとりの裁量が大きくなります。大きな責任と、体力的・精神的プレッシャーに打ち勝つだけの強さが必要なりなります。それは他人を蹴落としてでも成功したいという競争心からくるものかもしれませんし、新しいものにチャレンジしたい新しい知識・経験を得たいという好奇心からくるものかもしれません。

こうして書いていると、PEファンドに転職していき貴重な経験を得ることができた彼らが少しうらやましくなってきますね。

 

プライベート・エクイティ(PEファインド)への中途採用を目指す方へのアドバイス

さて、それでは、いざPEファンドで働いてみたいと思う人はどうすればよいのでしょうか?狭き門なので、少しでもPEファンドへの転職成功確率があがるように、下記にアドバイスをまとめました。

即戦力となれることをアピールできる材料の準備

プライベート・エクイティは少数精鋭で即戦力を求めています。

投資銀行、証券会社、会計事務所、法律事務所など企業買収や資金調達に関する実務経験が問われてきます。私の周囲でプライベート・エクイティに転職をした人間が2人いますが、ともに投資銀行で3-5年働いたあとにアソシエイトとして転職しているタイプです。

プライベート・エクイティの仕事に関してしっかりと勉強をし、自分の職務経験がどのようにプライベート・エクイティの業務に直結するかを明確に説明できるようにしましょう。

情報戦を制するために転職エージェントも必須

そしてなによりもプライベート・エクイティの貴重な空きポジションの存在を知ることが最初のステップなので、転職エージェントへの登録は必須です。

転職は早い者勝ちの情報戦です。ライバルよりも早く人気の案件を見つけるためには、アンテナを常に高くはる必要があります。

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