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投資銀行と戦略コンサルティングの違い。どちらを選ぶべきか?

      2017/03/11

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投資銀行と戦略コンサルはどちらも人気の転職先です。特にMBAホルダーにとっては。人気であると同時に激戦区でもあります。

あなたがこの記事をみてくださっているということは、投資銀行と戦略コンサルで迷うというとても贅沢な悩みを抱えていることになります。まずはその地位にいることに対して言わせてください。おめでとうございます。

ただし、投資銀行もしくは戦略コンサルティングのどちらかに行けば必ず幸せになるというわけではないですし、他人よりも成功する人生を歩める保証があるわけでもありません。正直、ほかにも転職先として選択肢はたくさんあるはずです。

それでも敢えて投資銀行か戦略コンサルティングのどちらかに行きたいけど決めきれないんだ!という勇気ある方の参考に少しでもなれば幸いです。

 

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投資銀行と戦略コンサルティングの仕事内容の違い

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投資銀行も戦略コンサルティングもクライアントビジネスであることは共通しています。特定のクライアント(依頼主)とプロジェクトとして一緒に仕事を進めていきます。

それでは二者の違いはどこにあるのでしょうか?

まずはそれぞれ専門としている領域が異なります。投資銀行はコーポレートファイナンス、戦略コンサルは経営戦略です。また投資銀行は案件の実行(エクセキューション)まで担当しますが、戦略コンサルは提案(アドバイザリー)までのことが多いです。

概要だけだとぼんやりしてしまうので、下記に実例を出して簡単に説明します。

投資銀行の仕事内容

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投資銀行はコーポレートファイナンスが専門領域です。M&Aアドバイザリー(企業買収)や資金調達(株や社債の発行)をサービスとして提供し、成功報酬として手数料をクライアントからもらいます。

M&Aや資金調達という枠組みの中にはなりますが、会計、金融、法務に渡る幅広い知識が必要になります。加えて、M&Aの場合には、相対する企業側のアドバイザーとの落としどころを探るなど、高度な交渉技術も要求されます。

具体例で説明しましょう。私が昔に担当したプロジェクトでは、クライアントが子会社の売却を考えていましたので、以下のようなサービスを提供しました。

  • 子会社の企業価値算定(バリュエーション):子会社は未上場企業だったのでクライアントから決算書をもらい、将来10年間の財務諸表とDCFモデルを作成。売上予想は市場データを参考に。
  • 買手候補先リストの作成:市場データや競合分析から、当子会社を買ってくれそうな企業を10社ほどリストアップ。
  • 買収候補先へのアプローチ:候補者リストの中からクライアントと話し合い、意欲が高そうな3社にアプローチ。買収要件を簡易にまとめたティーザーと呼ばれる資料パッケージを作成し、送付。
  • データルームの準備・提供:買手候補先が当子会社の企業価値算定などのために調査行う(デューデリジェンス)ので、決算資料や契約書などを一箇所に整理し、買収候補先が閲覧できるようにする。必要書類のリスト作成からコピー取りまで担当
  • 条件交渉:買収価格や従業員の取り扱いなど詳細な条件を詰める交渉に弁護士とともに参加
  • 契約締結:無事に契約書が締結され売却資金が振り込まれて案件の完了

なんてことをやっていました。これで少しイメージがつかめるでしょうか?

 

 

戦略コンサルティングの仕事内容

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戦略コンサルティングはクライアントにアサインされたプロジェクトに対してフレキシブルに対応する必要があります。クライアントとともに頭と足を使いながら経営課題に対する解決策を提示します。

MBAスクールで学ぶ理論だけではなく、市場調査の収集や関係者へのインタビューなど、地道なデータ分析で裏付けをとることも必要になります。

具体例で説明しましょう。私が投資銀行のときにM&Aアドバイザリーとして参加したプロジェクトで、クライアントが戦略コンサルタントも雇っていました。

それは液晶ガラスメーカーの一社を買収するというプロジェクトだったのですが、液晶ガラス産業のなかでのそのメーカーの立ち位置の整理に加えて、将来的な売上や設備投資の計画を検討するのが戦略コンサルタントの任務でした。

  • 液晶ガラス業界の整理:そもそも液晶ガラスのつくり方に種類がある、パネルサイズにより必要な技術が異なる、パネルサイズにより今後の成長性が異なる、などかなり緻密に調査していました。投資銀行にいた私もあらかじめ市場調査はしていましたが、どの市販の本よりも分りやすく具体的にまとめていたので、さすがだと思いました。
  • 将来的な売上計画:液晶テレビやスマホの市場予測をもとに液晶パネルの売上予想を液晶サイズごとに展開。こちらも様々な市場データを分析しており、大変そうでした。
  • 将来的な設備投資計画:売上計画をもとに既存の設備でどこまで対応できて、どこからは追加の向上が必要かを算出。

最終的にはこれらの売上計画と設備投資計画を、投資銀行がDCFモデルに落とし込んでバリュエーションを行います。

 

私は戦略コンサルティングの方と仕事をしたのが初めてだったのですが、みなさん賢そうで自信を持って話されていました。ちなみにどこの戦略コンサルかと言うと、世界最強の戦略コンサルティングでした。

 

投資銀行と戦略コンサルティングのキャリアパスの違い

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社内に留まる限りはキャリアパスは投資銀行も戦略コンサルティングも変わらないです。

どちらも狭き門をくぐり続けて出世をしていくか、結果が出せずに居場所がなくなるかの、過酷な競争が待っています。

社外に出る場合には、戦略コンサルティングのほうが選択肢が多いです。コンサルがもともとロジカルシンキングやデータ分析の強さで成り立っている業務なので、その強みを買ってくれる企業は多いです。

投資銀行の場合は、やはり金融や財務関連の仕事に限られるケースが多いです。戦略コンサルほど「地頭の良さ」で勝負しているわけではないので、やはりコーポレートファイナンスと関連のある領域に絞られてきます。

 

(関連記事)投資銀行からの転職先まとめ。激務で疲弊した若手アイバンカー達に捧ぐ!

 

投資銀行と戦略コンサルティングの年収の違い

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これはもう投資銀行のほうが高いです。

絶対額は年次や経験によって変わってくるのでケースバイケースですが、入社4年目のアソシエイト(一番下のアナリストの次の役職)扱いとして転職してきた場合で言うと、投資銀行が年収で1,500万円、戦略コンサルティングが1,000万円くらいのイメージです。

MBAホルダーだともう200-300万円くらい絶対額があがりますが。

 

(関連記事)外資系金融・投資銀行の年収はどのくらい?高待遇の中身をコッソリ教えちゃいます。

 

投資銀行と戦略コンサルティングのワークライフバランスの違い

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これはもう、あなたワークライフバランスを重視するのであれば、戦略コンサルティング一択ですよ。

投資銀行も戦略コンサルティングもともに激務として知られていますが、それでもまだ戦略コンサルティングのほうが良いです。まぁ、その分が年収の差になっているのですが。

投資銀行のほうが労働時間が長いのはマルチプロジェクトにアサインする傾向があるからです。いわゆるプロジェクトの掛け持ちですね。クライアントAにM&Aの提案書を作りながら、空いた時間でクライアントBに資金調達の提案書を作る、なんてことは日常茶飯事です。これが戦略コンサルティングにはほとんどありません。

この違いはそもそもの投資銀行と戦略コンサルティングの業務体系の違いからきています。投資銀行は成功報酬ベースなのでM&Aや資金調達の提案をバンバンやって獲得した案件を実行していきます。提案と実行さえしっかりできればいいわけですね。

一方で戦略コンサルティングは弁護士や会計士のように時間給で成り立っています。コンサルタントがクライアントとのプロジェクトに関わって働いていれば収入が発生するわけです。必要以上に残業をする必要がないのですね。

 

最終的にはあなたが何を求めるか次第

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ここまでで投資銀行と戦略コンサルティングの違いについて少しでもイメージが深まってくれていれば嬉しい限りです。

さて、それでは、この贅沢な二者択一から、最後どのようにして決めるのか。

まず肝に銘じて欲しいのはキャリアは長期の目線で決めるということです。10年後もしくは20年後になりたい自分から逆算して次の転職先を決めるべきです。

財務や金融という知識の軸を固めたいのであれば投資銀行がいいですし、ロジカルシンキングや経営学を学びたいのであれば戦略コンサルティングがいいでしょう。

ただ、もっとなにか短期的なニーズがあり、そちらを優先するという考えもあります。例えば、どうしても体力に自信がないので戦略コンサルティングにしよう、とか、少しでも多くのお金を稼ぐ必要があるので投資銀行にしようとか。

ぜひ、しっかりと自分のなかで理由を考えて納得してから決めてください。後悔の少ない選択であることを願います!

 

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