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投資銀行からの転職先まとめ。激務で疲弊した若手アイバンカー達に捧ぐ!

      2017/03/11

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外資系金融セクターの一つの花形である投資銀行業務。華やかなイメージがありますが、その実情は泥臭く地道な作業の積み重ねです。特に新卒で入ると地獄のような激務が待っています。

そんな激務に耐え兼ねて早くから転職をするアイバンカー(投資銀行で働くひとをアイバンカーと呼びます。Investment Bankerがその由来)は多いです。

今日は、そんな疲弊した若手アイバンカーにとって、どんな転職の選択肢があるのかをまとめます。

*注:外資系投資銀行への転職に関してはこちらにまとめています。(関連記事)外資系投資銀行に転職をするための具体的な3つの方法とは?

 

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いくら投資銀行が激務でも3年は我慢して続けるべし

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まずは前提となりますが、3年は投資銀行を続けて、4年目のアソシエイトで転職をする場合を想定しています。

なぜかと言うと、私の実体験がそうだからです。自分の体験以外のことはあまり自信を持って書けないので。

加えて、やはり社会人として、一つの会社で3年くらいは我慢しないと、信用が低くなるからです。なぜ3年が基準になっているのかはわかりませんが、多くの採用担当者と話すなかで、やはりこの「3年ルール」の存在は感じます。3年以内の転職がゼッタイにダメというわけではありませんが、1年程度で転職してしまう人に対しては、「もしかしたらウチに転職してきても、1年で辞めてしまうのではないか?」という不安がでてきてしまいます。

 

若手アイバンカーの投資銀行からの転職先まとめ

ざっくり分類するとこの表のようになります。

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それぞれの項目の定義が下記です。

  • 年収:税引き前のグロスの年収のイメージです。新卒で投資銀行に入って4年目、もしくはアソシエイト1年目の前提。基本給とボーナスの合計額です。
  • ワークライフバランス:投資銀行を「低」とした場合にどうなるか。週末が確保できるかや、労働時間の長さをもとに考えています。
  • 安定感:いきなりリストラにあったり、会社が倒産・撤退したり、というリスクに対して、どのくらい安定した仕事かを表しています。

金融業界に残るのかどうか?

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まずは、そもそも金融セクターに残るのか、事業会社にいくのか、が大きな決断になります。

金融業界は、基本的には給料は良いですが、手数料ビジネスなので虚しさを感じる人が多いようです。私の回りにもいました、そういう人。「金融業とは何もモノを作り出していない虚業に過ぎない。やっぱり日本はモノづくり国家なのだから!」とかなんだかトヨタの回し者のようなことを言って金融業界から足を洗う同僚が何人かいました。これはもう、金融が好きかどうか、という価値判断によるところが大きいですね。

一点付け加えるとすると、金融業界は景気の波を受けやすいです。リーマンショックのような不景気になるとリストラの嵐ですし、運良く生き残れたとしてもボーナスがガツンと減ります。まぁ、シニアに比べて若手のうちはリストラもボーナスカットも比較的影響は軽いですが。

ただ、キャリアというのは足元の1-2年だけを見て決められるものではありません。今後10-20年を見越して、自分がこの業界で長くやっていくのかどうかをしっかり考えて決めるべきですね。

私は事業会社に移ることにしました。やっぱり浮き沈みの大きな業界はこわいので。苦労を重ねてようやくシニアバンカーになって、キャリア上の投資回収期に入っても、マクロな影響でいきなりリストラされたんじゃ嫌ですからね。しかもシニアバンカーってもう投資銀行業界内でしか生きていけないだろうし。つぶしが効かないんですよね。

 

金融業界内でもセルサイドとバイサイドじゃ大違い

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いわゆる投資銀行業務についている人は分かると思いますが、セルサイドは大変ですよね。

徹夜して50ページのピッチ資料を作ったのに、訪問先企業では1ページしか開いてみてもらえなかった、なんてことはよくありますし。クライアントのために雑巾がけみたいな作業をしても、最後にはリテインしてもらえなかったり。手数料ビジネスなので、クライアントに気に入ってもらえて、リテインされないと(サービス契約を締結してもらえないと)売上があがらないですからね。自分を売りこまないといけないセルサイドは大変です。

一方で、投資家からお金を預かってそれを運用する側のバイサイドは比較的楽ですね。努力が空振りに終わることが少ないという意味で楽です。クライアントに振り回されることがないという意味で楽です。

ただし、マーケットには振り回されますね。アセットマネジメントだったら投資先の株価によって評価が決まるでしょうし(実際はインデックスとのパフォーマンス比較だったりもしますが)、PEファンドだったら市況によるバリュエーションの変化や金利動向に大きな影響を受けるでしょうね。

以下でそれぞれの転職先に関して、簡単にコメントします。

 

1. 投資銀行から他の投資銀行に転職するケース

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これは基本的には疲弊したアイバンカーの選択肢としては少ないです。職場環境は改善されないことが多いですから。

どちらかと言うと、「優秀なアイバンカー」に多いパターンですね。ディールの少ない投資銀行から多い投資銀行に敢えて希望して転職したり、上司の転職に気に入られてついていくパターンですね。

転職に伴い多少年収があがるかもしれませんが、基本的な待遇は変わりません。ディールの数に違いはあれど労働時間や若手のワークライフバランスを特に重視しない風潮は五十歩百歩。疲弊する日々からの解放にはならないので避けましょう。

 

2. 投資銀行からM&Aブティックファームに転職するケース

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投資銀行よりも小規模でM&Aに特化したサービスを提供しているのがM&Aブティックファームです。資金調達はやらずにM&Aだけですね。

持ち込み案件に特化しているので、ディール中はもちろん激務ですが、ピッチづくりによる徹夜は避けられる傾向があります。一方で、収入のソースがM&Aに限られる分、不景気の際の安定度は低いです。

給与は日系か外資系かによって大きく別れます。まとめ表は外資系の前提で作りました。

外資系のM&Aブティックファームとは、ラザード、グリーンヒル、リンカーンみたいなとこですが、少数精鋭なので若手の募集は本当に限られています。グリーンヒルとリンカーンに転職していった同僚を知っています。

日系だと日本M&Aセンター、GCAサヴィアン、レコフあたりですね。

 

3. 投資銀行からPEファンド(プライベートエクイティファンド)に転職するケース

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バイサイドではありますが、PEファンドも比較的忙しいですね。ディール中はやはり激務ですが、アドバイザーとしてリテインしている投資銀行を手足として使えるので、投資銀行よりは楽です。

ただし、投資ファンドなので景気の影響を受けやすいですし、外資系だといきなり日本撤退なんていうことにもなりえます。

外資系PEファンドということだと、例えば、KKR、カーライル、ペルミラ、ベイン、TPG、ユニゾン、サーベラスあたりですね。

少数精鋭なので採用の枠は小さいですが、カーライルとTPGに転職していった同僚がいます。投資銀行時代よりも多少はリラックスしていきいきと仕事をしていました。かなり待遇もいいみたいですよ。

(関連記事)プライベート・エクイティ・ファンド(PEファンド)への転職。中途採用面接を受けた話

 

4. 投資銀行からアセットマネジメントに転職するケース

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投資銀行からの転職組として一つの勝ち組だと思うのが、このアセットマネジメントへの転職です。

バイサイドだけど、主にセカンダリーマーケットを対象としているので、徹夜で仕事をしたり、週末に呼び出されることもありません。ワークライフバランスは良い。

一方で、景気動向(特に日経平均とかダウ平均の水準)をモロに受けるので、無力感を味わうことが多いようですが、そんなのはどの仕事でも多少ありますからね。

フィデリティとかキャピタルグループに入れたら本当の勝ち組だと思います。そうでなくとも、大手の外資系証券会社が運営するアセットマネジメントでも十分ゆとりのある生活ができるはずです。

私も投資銀行を辞めるときはこの「ぬるま湯」でゆったり生きていこうかと思いましたが、リーマンショック直後で採用口がなく、あえなく諦めました。

最近は私が転職を考えていた頃よりもかなり景気が持ち直しているので大手バイサイドでも募集しているところがチラホラあるようです。

(関連記事)アセットマネジメント・投資顧問・資産運用会社へ転職をするには

 

5. 投資銀行から大企業に転職するケース

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大企業としっても規模は様々ありますが、ここでは次に挙げるベンチャー企業との対比で、そこそこ大きく安定している企業と考えてください。

投資銀行あがりで若手がつける職種としては以下のような感じですね。M&A部隊、経営企画、ファイナンス、財務、コントローラー。コーポレートファイナンスの知識もしくは分析力を活かした職種のことが多いですね。実際に私もこの類の仕事に就いています。

M&A舞台だとかなりハードですが、ほかは一般的な企業のワークライフバランス通りなので、いままでのストレスまみれの人生とは全く違う世界が待っています。

外資系企業であれば、転職の際に多少は前職の給与が考慮されるので、投資銀行時代よりも年収は下がりますが、同年代の日系サラリーマンよりは多少待遇が良いはずです。

なによりも事業会社の一員として、世の中のお客様に付加価値を提供すべく働くことは楽しいですよ。社訓とかしっかり覚えて、愛社精神を持ちながら、「お客様のために」と考えながら働く。新鮮でいいですよね。投資銀行時代にはなかった感覚です。世の中の役に立っているんだなぁ、と実感できます。

(関連記事)投資銀行から事業会社に転職して財務分析やファイナンスの知識をいかす方法

 

6. 投資銀行からベンチャー企業に転職するケース

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これはもうストックオプションをもらってIPO狙いですね。それしかない。

基本給は限られていますが、無事にIPOできれば、収入は青天井です。

CFOとしてベンチャー企業に転職し、無事にIPOまで達成して、数億円の資産を一気に手にした同僚が二人います。

ただし、IPOできるまでの期間や大変さは企業それぞれなので、しっかりとそれを見極めて転職する必要があります。そもそもIPOまでいけるベンチャーなんてひと握りしかいないですからね。

先にあげた同僚の一人は転職からIPOまで6年かかりましたね。そのあいだは投資銀行時代と同じくらい週末返上でガツガツ働いたとのことなので、その努力が報われて自分のことのように嬉しかったですね。

一方で、同じようなベンチャーのCFOになったけれども、途中で資金繰りが悪化して責任をとって辞任した同僚も知っています。いつ倒産してもおかしくない綱渡りの経営が続いて、毎日胃が痛かったと言っていました。

 

投資銀行からの転職を成功させるには

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いかがでしょうか、長くなりましたが、ここまでお付き合いいただけたということは、真剣に投資銀行からの脱出を検討されていることと思います。

 

自分が何を求めているかの軸を固める

まずは転職で手に入れたいものがなんなのかをしっかりと自分と向かい合って理解することが必要です。

事業会社に転職をした私のケースでは、ワークライフバランスと長期での安定したキャリアでした。そろそろ結婚も考えたいと思っていたので、自分の自由時間をしっかり確保したいと考えました。お金は同年代よりも少し多めにもらえていればいいやと考えました。それよりも、マーケット動向に左右されずに安心して働ける環境で、コツコツと経験と実績を積み上げていきたいと考えました。

 

後悔のないように広く深く情報収集

つづいて大切なのが、しっかりとした情報収集です。

自分にどんな選択肢があるのかを並べてみて、そこから比較検討して最後に選ぶべきですね。

限られた時間の中で効率的に情報収集をするには転職エージェントの活用が欠かせません。

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