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投資銀行で働くのに必要なエクセルスキルを超具体的に説明!

      2017/04/29

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投資銀行に転職をしてみたいけれど、激務に耐えられるのか心配だ、という方はたくさんいると思います。

忙しい中でも最低限のワークライフバランスを確保するためには仕事を早く正確に終えるためのスピードが必要です。そしてそのために欠かせないのが高度なエクセルスキルです。

本日の記事では投資銀行でやっていくためにはどのくらいエクセルを使える必要があるのかについてまとめます。

投資銀行に転職をしたいけどまだ自信がないという方の後押しになれば幸いです。

 

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投資銀行ではパワーポイントよりもエクセルが必須スキル

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まずは投資銀行で生き残るためになぜエクセルを使えることが必要なのかを、同じマイクロソフトのオフィスアプリケーションの一つパワーポイントと比較をして説明します。

ちなみにこれから書く事はアナリスト(入社1年目)からヴァイスプレジデント(入社7~10年目)のランクを想定しています。さらに上の役職であるディレクターやマネジメントディレクターであれば自分で手を動かさなくても仕事ができるので対象外です。

 

一般的に投資銀行ではエクセルと並んでパワーポイントがよく使用されると知られています。具体的には、エクセルは企業価値算定のバリュエーション・モデルを作るのに使いますし、パワーポイントはクライアント企業への提案のプレゼンテーション資料を作るのに使います。特に後者のケースは、提案内容よりもプレゼンテーション資料の美しさで結果が決まるので「ビューティーコンテスト(ビューコン)」と呼ばれることがある、なんて話を聞いたことがある人も多いでしょう。

エクセルもパワーポイントも投資銀行でよく使われるアプリケーションであることは間違いありません。しかしながら、アイバンカーがより使いこなせなければいけないのは、誰がなんと言おうともエクセルなのです。

なぜならば、投資銀行の多くは、社内にプレゼンテーションチームを抱えているからです。彼らはパワーポイントや画像加工のプロで、アイバンカーの指示のもとでプレゼンテーション資料の作成を請け負ってくれるからです。社内のアウトソース先なのです。

具体的には、白紙にプレゼンテーション資料のイメージを書いて渡して、挿入する文章・表・グラフなどをメールで送ればOK。もしくは、過去に似たようなプレゼンテーション資料があれば、それを印刷して、「ここをこう直して」という赤ペンを入れて渡せばOK。

もちろん、しっかりとイメージが伝わるように指示の出し方を工夫したり、急ぎのときは自分のプレゼン資料の優先順位をあげてもらう方法を編み出したり、と頭を使う必要はあるのだけど、パワーポイントでの細かいコスメティックな調整に時間をとられることはなくなるので大幅な時間の節約になります。

とても優秀で便利なプレゼンテーションチームですが、一つだけ制約があります。それは、彼らは数字をいじれないところ。表やグラフの中身を彼らに変えてもらうことはできません。数字に関するデータの責任はアイバンカーにあるためです。

よって、バリュエーションモデルはもちろんのこと、プレゼン資料にいれるグラフや表も全てアイバンカーが自分で作る必要があります。

エクセル作業はアウトソースできないので、投資銀行で生き延びるためには必須スキルなのです。

 

投資銀行で働くならエクセルはマウスを使わずに扱えるようになろう

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それでは、投資銀行で必要とされるエクセルスキルはどのくらいのレベルなのでしょうか?

ひとことで言うと、「マウスを使わずに10年後の自分の預金額のシミュレーションができるくらい」です。ちょっとやりながらみていきましょう。

エクセル上でシミュレーション計算をやってみる

イメージとしては以下のような計算をエクセル上でする必要があります。

  • 例えば2015年末の私の預金額を500万円とする。
  • 2016年の年収は1,000万円。年収に応じた社会保険料、所得税、住民税を差し引いた手取り年収を計算する(年収に応じて所得税率が変わるのでIF関数やVLOOKUP関数を使用)
  • 2016年の出費は固定費が300万円、変動費が家族の人数 x 50万円とする(家族の人数に応じて変動費が変わることを考慮)
  • 手取り年収から出費を引き、前年末の預金額に足すことで、当年末の預金額を計算する
  • 2017年の年収の増加率を前年比+3%とする(昇進する見込みの年にはこの増加率を変えられるようにする)

上記の例では、シミュレーションのアウトプットは2025年の予想預金残高です。インプットとなる変数は二つあり、家族の人数と年収の増加率です。

上記を踏まえて簡単にエクセルでシミュレーションの表計算を行うと下図のようになります。

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(社会保険料と税の計算は簡略化していますが、本来は年収の増加に応じて税率が変わるロジックをVLOOKUP関数等を用いて入れ込む必要あり)

重要なのは、3行目と4行目の前提条件を変えると、14行目の預金残高が変わるように設計をします。上の表では2020年と2024年に昇進をして年収増加率が+10%に増えるケースを想定しました。2025年の預金残高は5,080万円です。

それでは、全く昇進しないケースを想定し、3行目の年収増加率を一律3%としてみましょう。

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すると2025年の預金残高が4,563万円に下がるという結果がでてきます。

 

投資銀行で行われる「モデリング」「モデル作成」はシミュレーション計算の延長上にある

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これがエクセルでシュミレーション計算を行った場合の例です。よく言われる「モデリング」はこれを企業の収益予想に当てはめるなどより複雑にしまものです。

それでも原理は変わりません。最終的に計算したいアウトプットを決めて、そのために必要となるインプット変数と計算ロジックを組み立てることです。

中学校までの数学の力があれば作れます。金融工学やロケットサイエンスの知識も知能も必要ありません。練習と慣れでできるようになります。

 

マウスを使わずにエクセルを使えば圧倒的に早くなる

私は新卒で投資銀行に入ったので、そのときのエクセルスキルは低かったです。おこずかい帳がわりにちょっと表計算をしたくらいの経験しかありませんでした。要するに「エクセルは触ったことがあります」というレベル。

そこから投資銀行に入って3ヶ月くらいで上記の「マウスを使わずに・・・」というレベルまでいけました。必要に迫られたので。エクセル作業が早くならないと仕事が終わらずに家に帰れないので、見よう見まねでなんとかスピードをものにしました。

パソコンからマウスを外しましょう。そしてキーボードのショートカットとALTキーを活用しましょう。始めるならいまです。せっかくこの記事に巡り合ってくださったのだから、これをきっかけに始めてみてください。

 

エクセルで便利なショートカットとALTキー

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いくつか例を挙げます。

  • 有名どころだとコピー&ペースト:CTRL+CとCTRL+V
  • ファイルの保存:CTRL+S
  • セルのフォーマット変更:CTRL+1
  • 間違ったときの戻す:CTRL+Z
  • やっぱり戻したのを進める:CTRL+Y

そして、マウスを使わずに作業の幅を広げてくれるのがALTキーです。

  • ウィンドウの切り替え:ALT+TAB(私は初めてこれをしったときに驚愕しました)
  • あとはまずはエクセルを開いた状態でALTキーだけ教えてみてください。画面上のメニューにアルファベットが表示されるはずです。その中から好きなのを選んで押してください。そするとそのメニューが開いて中のサブメニューがさらに表示されるはずです。そうそれがALTキーの使い方。あとはあなたがよく使う機能のアルファベットを覚えるだけ。

 

投資銀行でよく使うエクセルの関数と機能

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ここから先は基礎の基礎ですが、各関数や機能の詳細を紹介する目的ではなく、これぐらいの関数・機能を使えれば投資銀行ではなんとかなるよ、という目安として読んでもらえればと思います。

使い方の詳細はF1ヘルプ機能から調べるか、Google検索してみてください。

私から言えるアドバイスはたった一つ。自分で調べて自分で使ってみないと関数も機能も覚えませんよ。やるかららないかはこれまたあなた次第です。

関数

  • SUM:合計値を出すときに使う。ALT+SHIFT+=でショートカットで呼び出せる。
  • AVERAGE:平均値を出すときに使う。なにか迷ったときはとりあえず平均を取ると納得感がある。
  • MEDIAN:中央値を出すときに使う。データにアウトライアー(異常値)が多いときに使えるが、平均値のほうが納得感があることが多い。平均値と中央値の違いを知らないとバカにされるので注意。
  • IF:判定ロジックをいれるときに使う。IF関数は組合わえて使えるが、3つ以上使うとあとから見返して理解するのに苦労するのえ、2つまでにしておきたい。
  • VLOOKUP: 表の突合せをするときに使う。HLOOKUPも合わせて知っておくと便利。多用するとエクセルファイルが重くなるのでなるべく避けたい関数の一つ。
  • CHOOSE: モデリングでシナリオ変更のときに使う。シナリオ番号1のときはインプット変数で例えば売上成長率を+5%とみておき、シナリオ番号2のときは成長率を+10%に切り替えるときに便利。VLOOKUPよりも軽い、IF関数よりも分かりやすい。

 

データ分析機能

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  • テーブル:感応度分析(Sensitivity Table)作成時に便利。DCF分析で割引率(WACC)が5%のとき、6%のとき、7%のときなどインプット変数に幅を持たせた場合のアウトプットの変化を一覧するときに使用。多用するとエクセルファイルが重くなるので注意。
  • ゴールシーク:望み通りのアウトプットを出すためのインプット変数を探すときの裏技。一連のプロセスをリバースエンジニアリングと格好よく呼ぶ人もいるが、クライアントの意向に対する迎合に過ぎない。
  • ピボットテーブル:市場データなど大きなリストに対して切り口を変えて分析をするときに便利。ピボットテーブルからスケーラブルにデータを参照してくるGETPIVOT関数も使いこなせればデータ分析のスピードが一気に上がる。

 

エクセルスキルは高めておいて損はない

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さてどうでしたでしょうか?

ここで書いてあることの10%も分からない、エクセルは苦手でできることならやりたくない、と思う人は投資銀行むいていません。止めたほうがいいと本気でアドバイスします。

エクセルスキルってハードスキルですから。学んで慣れて高めるものなので、基本は大部分の人が習得できます。でもそれに大きな苦痛を感じるようなら止めたほうがいい。

繰り返しになりますが私も3ヶ月必死にやったら投資銀行での人並みレベルにはなりましたので、きっとみなさんでもできるはずです。

ちなみに投資銀行から転職をした今でも当時死に物狂いで覚えたスキルはものすごく役立っています。投資銀行でなくともエクセルは社会人としての必須スキルですので、それをなるべく早い段階で一気に高めることができてよかったです。

エクセルはやる気さえあればできるようになります。そこは心配せず投資銀行で働いてみたいという気持ちが強ければぜひチャレンジしてみてください。
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