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コンサルから起業したい人は必読「不格好経営―チームDeNAの挑戦」

   

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世界最強の経営コンサルティングファームのマッキンゼー出身で、ソーシャルゲーム最大手のDeNA創業者である南場智子氏。

隙のない人なんだろうなぁ、と食わず嫌いで敬遠していましたが、Amazonでのレビューが高評価だったので、思い切ってKindleで買ってみた「不格好経営」。

これが面白かった。それも超絶に。

創業時から成長軌道に乗るまでがノンフィクションで生々しく描かれているので、ビジネス書としても興味深いが、それをさらに何倍にも面白くみせているのが、南波氏の文筆センス。リズムが良く、言葉遣いにユーモアがあり、それでいて描写が精密で分かりやすい。どこか向田邦子を連想させる親しみやすい文体。

やっぱりできる人はなんでもできるんだなぁ、と、結局は「隙のない人」という印象は変わりませんでしたが、どんな南波氏のドタバタした創業苦労話が赤裸々に書かれている本書、ぜひDeNAが好きな人も好きでない人も読んでみてください。

 

「不格好経営」の読みどころ

著者である南波氏が創業したDeNAは、2017年3月時点で売上高1,400億円を超え、時価総額も3,800億円に達する、一部上場企業です。

モバイルにフォーカスしたネットオークションサービスから有名になり、いまではソーシャルゲームプラットフォームの運営、そして野球チームのオーナーとしても広く知られています。

もともとマッキンゼーのパートナーまで昇りつめた南波氏が創業したきっかけ、トラブルの連続だった創業時、急激な成長、そして家族のために社長を辞任するまでがリズム良く丁寧に書かれています。

ちなみに、まさに向田邦子のような厳格なお父様がいらっしゃったようで、その父親とのやりとりのシーンもまた面白おかしく、しかしあたたかく描かれており、南波氏のひととなりに親近感を覚えます。

そんな中身が濃厚な「不格好経営」から、敢えて読みどころを3つ絞って紹介します。

 

 

コンサルタントと経営者の違い

まずはコンサルタントとして一流だった南波氏が、創業早々に様々なトラブルに直面する様子がリアルで読み応えがあります。

なかでも、外注していたネットオークションのシステムをテストしようと思ったらコードが全く書かれていなかった、という間抜けすぎるミスは、他人事だから笑えますが、当事者だったら身も心も凍ったでしょうね。

第三者として経営者にアドバイスをするだけのコンサルタントと、実際に会社を経営している経営者では求められるスキルも素質も全く違うという点を痛感した南波氏。なぜあれだけ頭の良いコンサルタント集団が、「言うのとやるのは大違い」という自明な事実に気づいていないのか、という指摘はごもっとも。

コンサルタントから起業を目指す方にはぜひ一読いただきたい戒めです。

 

優秀な人が優秀な人を呼び寄せる

DeNAがあれだけのスピードで成長できた理由の一つとして、早い段階で優秀な人材が集まったからということを否定する人はいないでしょう。

では、南波氏はどうやって創業時もしくはかなりのアーリーステージで優秀な人材を集めることができたのか?

わらしべ長者みたいなのですが、人が人を呼んだのです。

実はDeNAの創業メンバーは3人。南波氏とマッキンゼーの後輩2人でした。そこで南波氏が、「自分より優秀な人間をそれぞれ連れて来い」と指示を出したところで、さらに2人が加わる。またその知り合いがDeNAの事業に興味を持ち手伝うようになって、気づけば社員になっていた。

そもそもコンサルタントを辞めて起業しようと思った動機を「熱病」にあてられてと書いている南波氏ですが、どうやらパッションを持って働く人の周りには同じようなパッションを持った人間が集まる傾向があるようです。

優秀な人っていうのは、もとの会社でもそれなりの期待や待遇を受けているわけなので、それを投げうってでもDeNAに期待と思わせるエネルギーが南波氏および当時の創業時のDeNAにすでにあったというのが読んでいて伝わってきます。

 

人を育てる = 任せる

優秀な人を雇う、そしてさらに育てる。人材を育てるためにはどうすればよいのか?

DeNAの人材育成方法は、大きな仕事を任せる、というもの。

若手社員がプロジェクトリーダーに抜擢されて成功した話には、会社としての、また上司としての懐の深さを感じることができます。

一方で、南波氏が一度は任せたと言ったのに口を出してしまって失敗した話を読むと、「あ、自分もやってしまったことがあるな」と反省したくなります。同時に、南波氏でさえそのような過ちをおかしながら、組織をひっぱる人間として成長していったのだな、と少しばかり親近感を抱きます。

こういう会社にいたら、失敗を恐れずに、自分の身の丈よりも2レベルくらい上のことにチャレンジできたのかなぁ、と無い物ねだりで考えちゃうますね。実際のところは、本当にその気があれば、別にDeNAじゃなくって今の会社でも十分にやれるんですけどね。

 

「不格好経営―チームDeNAの挑戦」を読んで考えたこと

DeNAという企業が、どのようにして短期間で成長し、並のベンチャーで終わらずに、大企業になり得たのか?

結局のところ、南場智子氏という地頭の良さと馬力を兼ねそろえた経営者がいたから成功できたわけではなく、優秀な人材が集まり、また育つことで、有機的に成長していったのだな、というのが私の考えです。

優れた経営者がいることは企業としての成功の必要条件ではあるけれど十分条件ではない。経営者と社員が共に現状に満足せずに成長を目指すことで、会社としても伸び続けることができる。

そして、そんな社員の成長を可能にするのが、仕事を任せる、ということ。

いかにその「任せる勇気」を身につけられるかが、ビジネスパーソンとしての自分の課題だなと痛感しました。最近、会社でのピープルマネジメントに関して少し迷うことがあったので、この本を読んで、もっと腹をくくって部下に仕事を任せてみようと考えました。

ぜひ、「不格好経営」、ノンフィクションとしても面白いですが、南波氏およびDeNAという組織から学ぶことも多いです。ご一読あれ。

 

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